■stick up for [誰々]

ある政党や政治家を応援することを「支持」と言います。競技のチームや選手を支持することは「応援」言います。困難にある人を支える時は「味方」と言ったりします。異なる表現を使いますが、意味の中心には「支える」があります。

英語でも上のような例では、さまざまなフレーズを使いますが、その中心にはsupoortがあります。support (支える、支持する) の意味を持つフレーズは、各分野で数多く存在します。fan (ファン) はその代表例になりますね。名詞のbackup、動詞のback upsupportの意味を持ちます。今回は、もうひとつsupportの意味のフレーズを紹介しますね。

stick up for [誰々]

です。人を「支持する」の意味が中心にあり、また「弁護・擁護する」「味方する」の意味でも使われます。政治記事などで見かけるフレーズですので、知っておくと読みやすくなる思います。

ところで、単語・熟語は丸暗記してすぐに長期記憶に残るのが理想的です。しかし、私は年齢的にそれが難しくなってきているので、どうやってstick up forを覚えたらよいか考えてみたのです。最初に、stick up forの由来・語源を調べてみました。しかし、それらしい記載は特に見つけられません。そこで、自分なりにこじつけで覚えることにしたのです。流れは次の通りです。

まずはforから。一般的に「ために」と覚えますが、forには「賛成」のニュアンスがあるのをご存知でしょうか(「反対」の前置詞はagainst)。vote for …は、「~に(賛成の)投票する」ということです。支持・味方は、賛成と意味的に結びつきますね。

次はstick upの部分。動詞stickは多義語なのですが、意味のひとつに「くっつく」があります。upはと言うと、「上方」の他に「完成、完全」のニュアンスもあるので、「べったりくっつく」とイメージすれば、「支持、味方」を連想しやすくなるかも知れません。

また、ある和英辞典サイトには、stick upstand upの俗語だという記載がありました。「おっ立つ」という訳語が笑えます。stand upの意味だとすれば、「誰かを味方するために立ち上がる」という場面をイメージして覚えることもできそうです。

語彙増強で苦戦している人は、自分なりのイメージをこじつけてみてはどうでしょう。イメージの中身は各自自由ですので、楽しみながら取り組めば、苦痛ではなくなると思います。

話が逸れましたが、stick up forで「支持する」です。

~今日のフレーズ~

stick up for [誰々] ~を支持する、弁護・擁護する

■例文

(1) Don’t stick up for him.

(やつの肩を持つのはやめろよ。)

(2) Her friends stuck up for her when other people said she was guilty.

(他の人に有罪だろうと言われている時も、友人たちは彼女を擁護した。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

お問い合わせ

レッスンのご案内

無料メルマガ配信を受け取る

公式LINEからの配信を受け取る

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村