■I couldn’t help but notice [何々]

ある状態や状況が気になるけれども、言い出しにくい時にはどう切り出せばいいでしょう。

■今日のフレーズ

I couldn’t help but notice [何々]

(どうしても)…に目が行ってしまう、気になってしょうがない、…なようですが

■例文

(1) I couldn’t help but notice you look overwhelmed. Can I give you a hand?

(圧倒されているようですが、手を貸しましょうか?)

(2) Excuse me. I couldn’t help but notice the book you’re reading. What do you think of it so far?

(すみません。お読みになっている本が気になったもので。今のところどんな感想ですか?)

■解説・コメント

couldn’t help but noticeを直訳すると「気付かざるを得ない」「気付かずにいられない」となります。主にcannot help INGと習い、別の形としてcannot help but Vが紹介されます。高校英語を思い出すという人も多いでしょう。

noticeを動詞に用いるI couldn’t help but notice [何々]は、日常会話では「(どうしても)…に目が行ってしまう」「…が気になってしょうがない」「…なようですが」という意味で使われます。

解説の最初は、can’tではなくcouldn’tになっている点です。ここでは過去形としてのcouldではなく、仮定法の含みを持ち、気付くことをhelp (ここでは「避ける」の意) しようとしてもできないということです。ですので「どうしても気付いてしまう」となり、つまり「気になってしょうがない」のです。この説明がピンと来ない場合は、can’tを使っても問題ありません。表現方法のひとつだと受け止めてください。

I couldn’t help but noticeを使う場面は大きく分けてふたつです。ひとつめは、否定的なこと、特に相手がそれに触れて欲しくないと想像される場合に。日本語でなら「ちょっと気になっているんですが」や「気付いたので指摘させてもらいますが」というニュアンスになります。例文(1)がこの場合に相当します。

ふたつめは、よく知らない人に話しかける時です。やっていることやファッションなどが自分の興味関心と一致していたりすると、話しかけずにいられなくなることがありますが、その時に今回のフレーズが使えます。例文(2)が該当します。

欧米人は率直に何でも言うと私たちは捉えがちですが、遠慮もマナーもなくズバズバ言うわけではありません。言葉を選ぶのはどこの文化でも同じことです。今回のフレーズは日本人が好むタイプかも知れません。

■音声確認

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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