■heads-up
「頭を上げる」に、どういうイメージを持ちますか?
■今日のフレーズ
heads-up
事前の注意喚起、前もってのお知らせ
■例文
(1) This note is just a heads-up that Harry will be arriving next week.
([メモ・メッセージで]来週ハリーが来るということなので、お知らせしておきます)
(2) When the airlines decided to enforce these rules without giving anyone a heads-up, it created a lot of problems for travelers.
(航空会社が誰にも知らせずにこれらの規則の施行を決定したため、旅行者に多くの問題が生じた)
■解説・コメント
注意喚起を表す英語は、街なかの標識や看板ではcautionやwarningを見かけます。日常での友人や同僚とのやり取りでは、メモやメッセージでnote、連絡ボードなどでnoteやnoticeがよく見られます。
今回紹介するのはheads-upです。heads (頭) とup (上に) をハイフンでくっつけて一語にしています。「頭を上に」、うつむいていないで元気を出せと言われている気もしますが、実際には「事前の注意喚起」「前もってのお知らせ」という意味の名詞です。
フレーズの含みは、これから何かが起こるので事前に準備・対応できるよう伝えておきます、という感じです。例文(1)では「だから迎える準備をしましょう」と受け取れますし、例文(2)は、本来なら周知徹底しておくべきことなのに、という批判なのです。
heads-upはこれ自体が単数名詞です。headにsが付いているので複数名詞に思えますが、a heads-upと言います。複数形はheads-upのままかheads-upsの形の二通りですが、実際の用例を見ても単数で使うことが多いので、気にする必要は特にないでしょう。
一語の名詞としてのheads-upを見てきましたが、Heads up!という表現もあります。これも注意喚起のフレーズで「気をつけろ!」です。この意味では、Look out!やWatch out!と習うことが多いのですが、Heads up!も語彙に加えましょう。ちなみに、相手が一人であってもheadsと言います。定形表現なので丸暗記してくださいね。
文字通りには「頭を上げる」ですが、顔を上げていれば周囲の様子がわかるという発想なのでしょう。残念ながら(?)涙がこぼれないように上を向いて歩こうという話ではありませんでした。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!