■open a can of worms

開けない方がいいものというのはありまして…。

見出し3■今日のフレーズ

open a can of worms

面倒なことになる

■例文

(1) His recently published autobiography has opened a can of worms.

(最近出版された彼の自伝が、とんでもない事態を引き起こしてしまった)

(2) If you talk to your parents about this, it might be opening a can of worms.

(ご両親にこのことを話したら、面倒なことになるかも知れませんよ)

■解説・コメント

a can of wormsは「蠕虫(ぜんちゅう)の缶」です。蠕虫としたのは、イモ虫やミミズの缶とはっきり言ってしまうと「うぇっ」となる人がいると思ったからです。結局言ってしまいましたけど。

そんな缶詰めがあるのかと思う人のために説明すると、魚釣りの餌の缶詰めです。「そういう虫」の入った缶ですから、一般的なイメージは必ずしも良くはないでしょう。釣りをしたことがなく、普段自然に親しむ機会のない人が、何も知らずにその感を開けたら…。それが今回のフレーズの意味につながります。

open a can of worms、またはopen up a can of wormsは、嫌なものが入った缶を開けるということから、「厄介な問題を引き起こす、災いを呼ぶ、収拾のつかない事態を引き起こす」という意味になります。例文(2)のように、相手に「面倒なことになるよ」と注意を喚起する時にけっこう使われているフレーズですよ。

この表現を聞けば、ギリシャ神話に基づく「パンドラの箱(Pandra’s box)」を思い出す人は多いでしょう。その場合は、open a Pandra’s box、あるいはopen Pandra’s boxと言います。

こういう表現を見聞きすると、浦島太郎の玉手箱を思い出します。でも、「やばいことになるぞ」と言う代わりに「玉手箱を開けるようなものだ」とは言いませんね。一般的な絵本の描かれ方には、パンドラほどのインパクトはないからでしょうか。

■音声確認

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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